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大谷哲也

1971年神戸市生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科 意匠コース卒業…

1971年神戸市生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科 意匠コース卒業。滋賀県窯業技術試験場勤務後、滋賀県甲賀市信楽町にて妻・桃子氏と大谷製陶所を設立。日々の暮らしの中で出合う小さなアイディアを種に、作陶を続けている。

 

 

●「あたたかな部屋」展(「HERS冬号」/2022年より)

平鍋(浅)

直火で調理しそのまま食卓に出しても美しいと評判の大谷哲也さんの平鍋シリーズ。奥様で陶芸家の桃子さんとともに、料理がとびきり上手な陶芸家として知られる大谷さんは、既存の鍋のデザインを分解して余分な要素を取り除き、再構築する過程で、蓋のないデザインとスタッキングの良さを重視。多国籍な料理に楽しく使える鍋を生み出した。

「平鍋はすき焼きをしたくて作ったけれど、意外にもパイ生地の型離れがよくて。うちではりんごのパイやキッシュもよく作ります」

小さいサイズは、魚焼きグリルやオーブントースターに入るので、時短料理にも重宝。大きいサイズは、肉と付け合わせを一緒に焼くにも、魚まるごとアクアパッツァにするにも大活躍する。(取材・文/衣奈彩子)

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