児玉修治

1980年福岡県生まれ。2001年京都伝統工芸専門学校(現京都伝統工芸大学校)卒。その後、丹波焼「窯元 やまの」に弟子入り。2005年兵庫県加古川市に「陶工房 希器」を設立。質感とフォルムの追求を意識して作陶を続けている。

 


●10人10様“暮らしの白”展(「HERS夏号」/2021年より)

「カンヴァスシリーズ」の名の通り、ざっくりとした布の繊維をイメージして細かな線描きを器の表面に無数に施す児玉修治さん。 「刷毛目(はけめ)」の技法をアレンジし、マットな白い釉薬を刷毛でランダムに重ねることで、複雑な白の表情を生み出す。

児玉さんは、料理好きが高じて器を試すうちに、マットな白には食材の輪郭を際立たせる効果があると感じたそう。光沢のない白は、汚れが付きやすいという面もあるが、それを凌駕するほど料理が美しく見えるものを作りたいと、おもてなしの食卓にも映えるほどの洗練されたこの白にいたった。

「パスタはもちろん、和食では豚の角煮も綺麗に見えます。リムにバゲットを添えたり、胡椒を散らしてみたり、盛り付けが楽しい器です」(取材・文/衣奈彩子)

 

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