櫻井美奈子

雑貨の買付やギャラリーの企画勤務などを経て、2013年、伊賀の木村華陀氏に師事。2015年より奈良県で山暮らしをしながら作陶を続けている。

 


●10人10様“暮らしの白”展(「HERS夏号」/2021年より)

ヨーロッパに留学し蚤の市などで食器を買い集めた経験から、15~18世紀のデルフト皿 (白錫釉の器)やオクトゴナル皿 (八角形皿)など、中世の人々の暮らしで使われていたであろう器に憧れを抱いたという櫻井美奈子さん。

日々の食卓で使いやすい形は、ときを超え、国を超えても変わらない。古い食器の形を少しだけアレンジし、深さを出した櫻井さんの八角形皿は、ベージュがかった白にすることで日本の献立に使えるものへ。パスタはもちろん、汁気のあるカレーも大丈夫。お刺身を盛り付けても綺麗だ。

平丸プレートは、デルフト皿を手本に、日常の料理を華やかに見せる大きめサイズに仕上げた。石壁のような凸凹は、土に釉薬や白土を重ねて生まれるそう。(取材・文/衣奈彩子)

 

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