石渡磨美

会社勤めの傍ら陶芸と出合い、2008年に東京都武蔵野市の陶芸教室へ勤務し始める。その後2011年、受注生産にてオーダーメイドの器製作を開始。現在は神戸市の山中にて作陶している。

 

 

●「お茶の時間」展(「HERS秋号」/2021年より)

ジャグ、コーヒードリッパー

料理が好きという石渡磨美さんは、耐熱の器や土鍋も手がけ、温かいものを美味しくサーブする道具への探究心はひとしお。ドリッパーの種類によってコーヒーの味が劇的に変わることを知り、作るようになった陶器のドリッパーには、内側の畝を高めにしたり、少量でも味わい深く落とせるよう角度をつけたりと、豆の味を引き出すための細かな配慮が施されている。

ドリッパーを上にのせて一緒に使えるジャグは、3~4杯分を抽出した時にも持ちやすいよう軽く仕上げ、注ぎ口のキレも申し分ない。どちらも工業製品の道具に引けをとらない使い勝手と焼物ならではの温かみを備えた頼れる道具。石渡さんは、毎日豆を挽き、このセットでカフェオレ用のコーヒーを淹れるのが日課だとか。(取材・文/衣奈彩子)

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