亀田 文

1973年神奈川県生まれ。大分県別府市にて、夫・亀田大介さんとともに作陶。制作は、型打ちで行っている。

 


●10人10様“暮らしの白”展(「HERS夏号」/2021年より)

フランスのアンティーク食器が持つ、白のやさしさに惹かれるという亀田文さん。オーバル皿やリム皿に施すとろりとした白釉は、何百年ものときを経て人の手に渡り、使い込まれてきた古い器の、しっとりとした光沢にも通じている。

亀田さんの器のもうひとつの魅力は、釉薬を掛ける前の生地が、装飾がありながらも薄く、エッジがキリッとしていること。そこに滑らかな釉薬を掛けることで、すっきりと現代的な洋皿のフォルムとなるのだ。

使い始めは純白だが、愛用するうちに少しずつ料理の色がつき、育っていく器。白の変化を愛でながら使いたい。(取材・文/衣奈彩子)

 

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