亀田大介

1975年福島県生まれ。玉川大学芸術学科陶芸専攻卒業後、佐伯守美氏に師事。東日本大震災を機に大分県別府市へ移住、築窯。亀田文さんとともに作陶を続けている。

 


●10人10様“暮らしの白”展(「HERS夏号」/2021年より)

朝鮮の李朝時代に作られた、大らかな白磁に近づきたいという亀田大介さんの器。高台までたっぷりと白釉を掛けているため、スムースな手触りでなんとも癒される。ほんのりと青みがかった白は落ち着きがあり、味わいのある陶器とも、工業製品の食器とも相性がよい。

こうした懐の深さは「器として主張しすぎず、盛り付けられることで生かされる白」を届けたいという亀田さんの思いの表れ。めし碗はカフェオレボウルとして、高台のある5寸皿はフルーツをのせてコンポートのようにも使えるなど、李朝白磁を手本としながら、現代の食卓にさりげなく溶け込む形も嬉しい。(取材・文/衣奈彩子)

 

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